路上文化遺産データベース:井戸端/下水道台帳で見つけた珍しいもの
東京都の下水道台帳で見かけた珍しいものの情報を共有し、データマイニングの効率化を図るため場所です。珍しいものの実物を確認したら本文に追記しましょう。
燈孔
下水道台帳の記号の説明表では円の中に3本の線を交差させた記号になっているが、実際に台帳上に記載されている記号は上のように円に4本の線を交差させた形状になっている。
新宿区弁天町
【現存】 本文に記載あり
新宿区住吉町6
【現存せず】
新宿区住吉町・河田町
【現存せず】 曙橋駅から若松河田駅へ抜ける道(あけぼのばし通り~東京女子医大病院西端から西へ~若松河田駅西)に、8つの燈孔記号があるが、いわゆる燈孔蓋は現存していない。一ヶ所だけ廃止した燈孔に蓋をしたようなメーカー汎用の蓋がある。
新宿区四谷4-23
【現存】 裏JIS模様の蓋が現存。
新宿区高田馬場1丁目と2丁目
【現存せず】 戸塚東幹線上に8つの燈孔記号。東部下水道町村組合の蓋が数枚あったが、2010年前後に撤去され現存しない
港区広尾4-2
【現存】 笄川暗渠上。下水君の入った蓋が現存しているが状態は悪い。
港区白金6
【現存】 本文に記載あり
港区白金台4-3
【現存】 状態の良い裏JIS模様の蓋が現存している。
港区三田2-4
【現存せず】 台帳上ではイタリア大使館北西の角に2つの燈孔記号がある。
港区南青山4-17付近
【確認不能】 台帳上には6つの燈孔記号がある。台帳上では道路だが、GoogleやYahoo!の地図上には道が無い。民家の裏庭、マンション建物の下などにあたり、確認は難しい。管路ごと撤去されている可能性もある。
品川区上大崎3-9
【現存せず】 台帳上には1つの燈孔記号がある。
文京区千石3-3
【現存】 車道(都道436号)の真ん中に東部下水道町村組合の蓋が現存しているが、状態は悪い。
台東区池之端3-1
【現存せず】 北側の通りに4つの燈孔記号があるが、残っていない。
空気管
珍しい設備だけに珍しい蓋があるかもしれない。
品川区東五反田2-3周辺
北側と南東の2箇所に空気管がある
品川区北品川1-30、聖蹟公園交差点
自働洗滌槽
現役で残っているポンプ式(非電気式)のものは2ヶ所のみらしい。
港区浜松町1-18
【ポンプ式】2011年12月25日に新しい蓋に交換されているが、自動洗浄槽としての機能は保たれている。
港区芝大門2-1
桜蓋
中央区八重洲2-7
桜蓋?
台東区清川1-14
桜蓋
台東区浅草4-46
桜蓋
台東区浅草5-49
桜蓋
工事起点・管渠閉塞
渋谷区千駄ヶ谷1-15
国立競技場敷地内に「工事起点」「管渠閉塞」の記述あり
分水人孔
東京都北区王子本町2-29
王子本町2-27に、「スワール分水槽」なる記述があり、これは2-29にある分水人孔に付せられた注記であると思われる。 スワール分水槽とは、「…円筒状の水槽に接線方向から汚水を流入させることで、水槽内に渦流を発生させ、その渦流効果により極めて短時間で懸濁物の分離を行うもので、分離した懸濁物は水槽底部の開口から下水処理場へ送水する。」というものとのこと※PDF。 同番地には小公園がある模様。