「東京府」の版間の差分
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目黒通りの下目黒交番裏にデザイン化された「東」の字が入った[[名古屋市型]]地紋の蓋がある。 | 目黒通りの下目黒交番裏にデザイン化された「東」の字が入った[[名古屋市型]]地紋の蓋がある。 | ||
[[#新宿区西新宿3丁目| | [[#新宿区西新宿3丁目|新宿区西新宿3丁目]]とは地紋が異なる。 | ||
<googlemap version="0.9" lat="35.633721" lon="139.710935" zoom="17"> | <googlemap version="0.9" lat="35.633721" lon="139.710935" zoom="17"> | ||
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*2012年5月6日 1枚残存していることを確認([http://blogs.yahoo.co.jp/aqua01242000/ 馬明の路上文化遺産と投資のブログ]) | *2012年5月6日 1枚残存していることを確認([http://blogs.yahoo.co.jp/aqua01242000/ 馬明の路上文化遺産と投資のブログ]) | ||
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===目黒区青葉台=== | ===目黒区青葉台=== |
2012年5月8日 (火) 20:20時点における版
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東京府は、1868年(慶応4年、明治元年)から1943年(昭和18年)までの間に存在していた日本の府県の一つで、現在の東京都の前身にあたる。
概要
府の紋章が入ったものをはじめ、筆文字の「東」の字が入ったものやデザイン化された「東」の字が入ったものなど幾つかの種類が確認されている。古いものは名古屋市型、府の紋章(昭和6年改定後)の入った比較的新しいものは東京市型(JIS模様)の地紋が多いようだ。G&U Vol.3によると、東京府の蓋には名古屋市型の蓋が用いられていたが、昭和6年に府章が改定された際に東京市型の蓋に改めたとのことだ。
蓋の種類と系譜
古いものは名古屋市型、昭和6年の府紋章改定後は東京市型の蓋になっている。
設置場所
東京府の紋章が入ったものは青山・神宮前周辺に多数確認されているが、赤羽北部や多摩川沿いなどの都県境でも数枚確認されている。
新宿区西新宿3丁目
東京都新宿区西新宿3-10、甲州街道沿いに設置されている。激安ビデオ店の看板に踏まれている。デザイン化された「東」の字が入った名古屋市型地紋の蓋。
<googlemap version="0.9" lat="35.683793" lon="139.690154" zoom="16" scale="yes"> 35.68379, 139.689947 </googlemap>
確認記録 |
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新宿区西新宿7丁目
東京都新宿区西新宿7-4、小滝橋通り東側歩道に1つ設置されている。阿佐谷南と同じもの。
<googlemap version="0.9" lat="35.696232" lon="139.698165" zoom="16" scale="yes"> 35.696232, 139.698165 </googlemap>
確認記録 |
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渋谷区千駄ヶ谷
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-1、明治通り沿いイトキン前の歩道に設置されている。「東」の字が入った名古屋市型地紋の蓋。
<googlemap version="0.9" lat="35.675749" lon="139.706515" zoom="16" scale="yes"> 35.675803, 139.706504 </googlemap>
確認記録 |
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渋谷区渋谷(青山学院西側)
青山学院大キャンパスの西端の歩道に数枚残っている。
<googlemap version="0.9" lat="35.659824" lon="139.708918" zoom="17" scale="yes"> 35.660391, 139.708787 35.660055, 139.70887 35.659406, 139.708838 35.659813, 139.708865 35.660458, 139.708913 35.659081, 139.708736 35.65921, 139.708942 35.659393, 139.708988 35.659811, 139.709018 35.660155, 139.709007 </googlemap>
確認記録 |
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渋谷区渋谷・東・猿楽町
渋谷区東1丁目~渋谷3丁目~猿楽町にかけての道沿いに、丸蓋計6枚と雨水枡蓋1枚(地図上「U」で表示)が残っている。
<googlemap version="0.9" lat="35.655483" lon="139.706955" zoom="15"> 35.65758, 139.708065 丸蓋 35.657828, 139.708017 丸蓋 (U) 35.656547, 139.707459 雨水枡蓋 35.654757, 139.70618 丸蓋 35.652772, 139.704825 丸蓋 35.65316, 139.705072 丸蓋 35.653491, 139.70533 丸蓋 </googlemap>
確認記録 |
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渋谷区猿楽町?
東京都渋谷区猿楽町付近(推定) 旧山手通り歩道上
確認記録 |
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渋谷区神宮前
東京府章の入った消火用吸水孔の蓋、東京市型地紋の丸蓋の他、無印の燈孔蓋が確認されている。
<googlemap version="0.9" lat="35.669918" lon="139.706869" zoom="15" width="400" height="400" scale="yes"> (K) 35.664797, 139.703313 消火用吸水孔 (K) 35.664723, 139.70335 消火用吸水孔 35.670088, 139.706563 35.670232, 139.706647 35.670781, 139.707215 35.671247, 139.707357 (L) 35.674607, 139.709431 燈孔蓋 (R) 35.674801, 139.709235 燈孔跡 (R) 35.674372, 139.70939 燈孔跡 (R) 35.673587, 139.709629 燈孔跡 (R) 35.673995, 139.709449 燈孔跡 (Y) 35.672616, 139.71064 丸蓋 (Y) 35.672637, 139.710796 丸蓋 (Y) 35.672056, 139.709208 丸蓋 (Y) 35.672112, 139.709393 丸蓋 </googlemap>
消火用吸水孔
東京都渋谷区神宮前6-18付近に「消火用吸水孔」の蓋(地図上「K」のマーク)が2枚残っている。この場所はもともと、現在暗渠化されている渋谷川(隠田川)に架かっていた橋の上で、川の水を吸い上げるための設備の蓋だったらしい。当時の写真を昭和毎日:池田信『1960年代の東京』(毎日新聞社)で確認できる。
確認記録 |
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丸蓋
神宮前1丁目・3丁目の明治通沿い歩道(竹下口~東郷神社前周辺)に、東京市型地紋の下水道用の丸蓋が数枚残っている。 田原光泰「『春の小川』はなぜ消えたか」(之潮、2011)によれば、該当箇所は昭和7年に排水路の改修工事が施されているという。
確認記録 |
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丸蓋
コミュニティバスの「はぁとぴあ原宿入口」バス停の前後に1枚づつ、合計2枚設置されている。 道路を隔てた向かいの歩道にも2枚存在している。 蓋は竹下口交差点に有る物と同様である。
確認記録 |
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燈孔蓋
神宮前2-30の東側路上に、無印の燈孔蓋が1枚(地図上「L」のマーク)、コンクリートで埋められた燈孔跡(地図上「R」のマーク)が数個残っている。設置場所と推測される年代から東京府の項目に掲載している。
確認記録 |
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渋谷区初台1丁目
甲州街道沿い歩道に、東京市型地紋の下水道用の丸蓋が3枚存在している。 <googlemap version="0.9" lat="35.68001" lon="139.682493" zoom="16"> (A)35.679447,139.683425 (B)35.679145,139.682691 (C)35.678833,139.682000 </googlemap>
確認記録 |
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目黒区下目黒1丁目
目黒通りの下目黒交番裏にデザイン化された「東」の字が入った名古屋市型地紋の蓋がある。 新宿区西新宿3丁目とは地紋が異なる。
<googlemap version="0.9" lat="35.633721" lon="139.710935" zoom="17"> 35.633782, 139.711128 </googlemap>
確認記録 |
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目黒区青葉台
東京都目黒区青葉台2丁目10付近、西郷山公園入口脇
<googlemap version="0.9" lat="35.650672" lon="139.696789" zoom="17" scale="yes"> 35.650743, 139.696628 </googlemap>
確認記録 |
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目黒区碑文谷
東京都目黒区碑文谷1-6付近、目黒通り北側横断歩道上。 鉄製角蓋が1枚ある。
<googlemap version="0.9" lat="35.625023" lon="139.688289" zoom="17" scale="yes"> 35.625154, 139.688214 </googlemap>
確認記録 |
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北区岩淵町
東京都北区岩淵町24付近、新荒川大橋のたもとに1枚残っている。
<googlemap version="0.9" lat="35.786662" lon="139.722662" zoom="15" scale="yes"> 35.786559, 139.722686 </googlemap>
確認記録 |
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杉並区阿佐谷南1丁目
杉並区役所前に鉄筋コンクリート製の蓋が2枚存在する。
<googlemap version="0.9" lat="35.699233" lon="139.636638" zoom="17">
(Y)35.699303, 139.636188
(Y)35.699164, 139.636585
</googlemap>
確認記録 |
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杉並区阿佐谷南3丁目
青梅街道沿い歩道に、鉄筋コンクリート製丸蓋が2枚存在している。 <googlemap version="0.9" lat="35.702126" lon="139.630126" zoom="17"> (A)35.701777, 139.630265 (B)35.701917, 139.629965 </googlemap>
確認記録 |
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杉並区和田3丁目
青梅街道沿い歩道(蚕糸の森公園前)に、東京市型地紋の下水道用の丸蓋が1枚存在している。 <googlemap version="0.9" lat="35.69804" lon="139.656261" zoom="17"> 35.697909, 139.656476 </googlemap>
確認記録 |
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大田区田園調布本町(丸子橋トンネル)
東京都大田区田園調布本町40付近、多摩川に架かる丸子橋の下にあるトンネル内に2枚残っている。
<googlemap version="0.9" lat="35.586044" lon="139.670455" zoom="18" scale="yes"> 35.586, 139.670447 35.586107, 139.670388 </googlemap>
確認記録 |
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大田区田園調布本町(田園調布本町交差点内)
東京都大田区田園調布本町交差点内に1枚現存する。
<googlemap version="0.9" lat="35.588033" lon="139.675144" zoom="17"> 35.587649, 139.675069 </googlemap>
確認記録 |
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品川区東大井5丁目
<googlemap version="0.9" lat="35.60658" lon="139.737124" zoom="16">
35.606904, 139.738734
</googlemap>
確認記録 |
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品川区北品川3丁目
山手通りに面したこどもの森公園前に架かる城南歩道橋前に存在する。
<googlemap version="0.9" lat="35.617116" lon="139.739732" zoom="17"
>35.616881, 139.738283
</googlemap>
確認記録 |
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練馬区北町1丁目
川越街道と環八の交差点(練馬北町陸橋交差点)内に1枚存在する。
<googlemap version="0.9" lat="35.765527" lon="139.665971" zoom="15">
35.763995, 139.665112
</googlemap>
確認記録 |
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世田谷区松原1丁目
甲州街道沿い歩道に、東京市型地紋の下水道用の丸蓋が3枚存在している。 <googlemap version="0.9" lat="35.671278" lon="139.65374" zoom="16"> (A)35.670598, 139.654512 (B)35.670546, 139.654019 (C)35.670511, 139.653461 </googlemap>
確認記録 |
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未確認情報
新宿区北新宿1丁目
2008年10月発行のG&U Vol.3に、新宿区北新宿1丁目に府章入りの丸蓋が1枚あるとの記述がある。 ※ 北新宿1丁目の主要道路の歩道にはない(2012年4月1日 馬明確認)
この項目の位置情報は曖昧なので、探索の参考になる可能性はありますが、実際に探し出すには不十分です。位置情報を加筆、訂正して下さる協力者を求めています。 |
北区内、環状7号線沿いの神谷1丁目と東十条5丁目の歩道
2008年10月発行のG&U Vol.3に、北区内、環状7号線沿いの神谷1丁目と東十条5丁目の歩道にコンクリートふたが各1枚あるとの記述がある。 ※ 環状7号線沿い神谷1丁目と東十条5丁目の歩道にはない(2012年3月25日 馬明確認)
この項目の位置情報は曖昧なので、探索の参考になる可能性はありますが、実際に探し出すには不十分です。位置情報を加筆、訂正して下さる協力者を求めています。 |
展示場所
虹の下水道館
虹の下水道館には鉄筋コンクリート製の蓋と鋳鉄製の蓋が展示されている。鋳鉄製の蓋については現在も路上に残っている蓋の方が状態は良い。
沿革
- 1868年(明治元年)9月3日(旧暦7月17日) 江戸府より東京府に改称
- 1893年(明治26年)4月1日 多摩地区を神奈川縣より編入
- 1931年(昭和6年) 府章を改定
- 1943年(昭和18年)7月1日 東京府は東京市とともに廃止され、東京都が発足